導入から数日、Xを中心にちょっと不穏な話が流れています。
BIGがまったく当たらないのに、なぜかメダルが減らない台があるという報告です。
公表されている設定は1・2・5・6の4段階だけですが、その外側に「設定H」「設定L」と呼ばれる非公表設定が仕込まれているのではないか、という見方が広がっています。
この記事では、過去に同じような設定が実在した機種の事例と、現時点でタコスロについて出回っている情報を整理していきます。
解析値が出そろっていない段階の話なので、推測を多く含む点は先にお断りしておきます。
そもそも設定H・設定Lとは何者なのか
設定Hと設定Lは、メーカーがスペック表に載せない隠し設定です。
とはいえ裏基板のような違法なものではなく、型式試験を通すために正規に用意されたものだと説明されています。
パチスロの型式試験には出玉に関する試験が複数あり、そのなかの下限試験が低純増機や中純増機にとって難関になりました。
そこで最低設定のさらに下に、意図的に出玉率を落とした設定Lを置く手法が生まれています。
初出は2021年5月のベルコ「鬼浜爆走愚連隊 狂闘旅行編」だとされています。
設定Hはその逆側、つまり上振れ方向に振った試験用の設定という位置づけです。
ざっくり整理すると、次のようになります。
- 設定Lは出玉率80%前後の回収仕様
- 型式試験の下限対策として搭載される
- 設定Hは上振れ側に振った特殊設定
- どちらも公表スペックには載らない
設定Lについては、開発者側から「ホールは絶対に使わないでください」という趣旨のコメントも出ています。
本来は営業で使う想定のない設定であり、それがホールの遊び心で市場に出てくるからこそ話題になるわけです。
ボーナス激重なのにメダルが減らない機種は過去にも実在した
今回のタコスロの話がこれほど早く信じられている理由は、前例があるからです。
ボーナス確率は絶望的に重いのに、コイン持ちが尋常でないので減らない。
そんな設定Hは、すでに複数の機種で解析値まで公開されています。
伝説になったハナビ通の設定H
もっとも有名なのがハナビ通の設定Hです。
BIG・REGともに1/1260.3、合算で1/630.2という、通常営業ではまず見ないボーナス確率でした。
ところがコイン持ちは50枚あたり7728.3Gという桁違いの数値で、実質的に1000円あれば一日回せてしまいます。
出玉率は108.9〜110.9%とされ、当たった分だけ純粋に増えていく構造でした。
実戦記録では10242Gを消化してBIG14回・REG14回、それでも差枚は+5450枚まで伸びています。
S激壇蜜にも設定Hが用意されていた
もう一例がS激壇蜜です。
こちらの設定HはBIG1/8192.0、REG1/468.1、合算1/442.8という数値でした。
コイン持ちは50枚あたり1227.7G、出玉率は105.6〜108.2%とされています。
BIGの1/8192という数字は、今回タコスロで噂されている確率とほぼ重なる点が気になるところです。
| 機種 | ボーナス合算 | コイン持ち |
| ハナビ通 設定H | 1/630.2 | 7728.3G |
| S激壇蜜 設定H | 1/442.8 | 1227.7G |
| タコスロ 設定1 | 1/168.9 | 36.6G |
並べてみると、設定Hがいかに別ジャンルの存在かが一目でわかります。
通常の設定1と比べてコイン持ちが数十倍から200倍以上という、もはや同じ機械とは思えない仕上がりです。
タコスロで報告されている設定Hらしき台の中身
ここからが本題です。
導入日の9月7日から数日のあいだに、Xやまとめサイトで挙動のおかしい台の報告が相次ぎました。
とくに拡散したのが、1万回転を回してBIGがわずか1回、REGが32回というデータです。
REGだけを計算すると約1/312となり、これは設定6のRB確率とほぼ同じ水準になります。
一方でBIGは1万分の1レベルという、公表設定ではあり得ない領域に沈んでいます。
個人の実戦報告も、内容がきれいにそろっています。
主なものを挙げてみます。
| 報告内容 | 結果 |
| 4387G消化 | BIG1・REG12・+1400枚 |
| 投資100枚 | 回収2150枚・BIGなし |
| 50枚借りて120G | 手持ち51枚 |
| 1000Gハマり | およそ40枚減 |
数字以上に印象的なのが、打っている人の実感です。
「もうプラム揃えゲーム」と表現されるほどプラムが揃い続け、メダルがほとんど減っていきません。
逆にスイカはまったく揃わず、チェリーもほぼ引けないという報告が目立ちます。
ホール関係者と思われるアカウントからも「スイカゼロ」という投稿が出ており、通常時の抽選そのものが公表設定と別物になっている可能性は高そうです。
ここから逆算して、プラムが約1/3、チェリーが1/1000前後、BIGが1/8192程度という予想が立てられています。
あくまで実戦値からの推測ですが、S激壇蜜の設定Hと数値の並びがよく似ている点は無視できません。
公表スペックと並べると外れ具合がはっきりする
比較のために、メーカーが公表しているスペックを確認しておきます。
タコスロの公表設定は1・2・5・6の4段階で、上下の幅はそれほど広くありません。
| 設定 | BB確率 | RB確率 |
| 設定1 | 1/324.4 | 1/352.3 |
| 設定2 | 1/318.1 | 1/336.1 |
| 設定5 | 1/309.1 | 1/312.1 |
| 設定6 | 1/297.9 | 1/300.6 |
設定1から設定6まで、BBは1/324.4から1/297.9までしか動きません。
この幅のなかにBIG1/10000という数値が入り込む余地はどこにもないわけです。
コイン持ちも設定1で50枚あたり36.6Gですから、120G回して手持ちがほぼ減らないという報告は明らかに枠外になります。
噂の台は公表設定のどれかを引いた結果ではなく、まったく別のテーブルで動いていると考えるほうが自然でしょう。
目印は下パネル消灯、ただしLとの二択という罠
気になるのは、座る前に見抜けるのかという点です。
現状もっとも有力とされているのが、下パネルの消灯です。
非公表設定を搭載する機種では、設定Lのときに下パネルが消灯したり点滅したりする例が多く報告されてきました。
過去にはモンキーターン5やToLOVEるなどで、パネルの状態から設定Lを見抜いたという話が出ています。
ところがタコスロでやっかいなのは、設定Hと設定Lのどちらでも消灯すると言われている点です。
消灯台を見つけても、そこから先は運任せになってしまいます。
- 消灯だけではHとLを区別できない
- Lなら出玉率80%前後の地獄設定
- エコモードでの消灯とも紛らわしい
- 数十G回して小役で判断するしかない
実際にコメント欄でも、消灯していたから座ったら設定Lだったというリスクが指摘されています。
救いは、Hなら数十G回した時点でプラムの落ち方が異常だと気づけるはずという点でしょう。
ハナビ通の設定Hも「投資1本で判別完了」と言われていましたから、判別そのものは難しくないと考えられます。
もし設定Hを掴んだらどう打つべきか
ここは完全に推測になりますが、方針だけは考えておいて損はありません。
設定Hの本質は、負けるリスクをほぼゼロにしたまま試行回数だけを積み上げられる点にあります。
メダルが減らない以上、投資は最初の1000円で止まり、あとは回した分だけREGが降ってくる構造です。
そう考えると、取るべき行動はかなり単純になります。
- 閉店まで席を立たずに回し続ける
- BIGは狙わずREGを積み上げる
- REG中の最大枚数取りを徹底する
- 回転効率を落とさず淡々と消化する
ハナビ通の設定Hを打った人からは、苦行や退屈といった感想も多く出ていました。
タコスロの場合はビタ押しが絡むぶん、さらに体力勝負になる可能性があります。
それでも1万回転で数千枚という報告を見る限り、見つけたら拾いに行く価値はありそうです。
現時点でわかっていること、まだわからないこと
最後に整理しておきます。
盛り上がっている話題ではありますが、確定情報と噂の線引きはしておいたほうが安全です。
| 項目 | 現状 |
| 公表設定1・2・5・6 | メーカー公表済み |
| 設定H・Lの存在 | 報告多数だが未確定 |
| 設定Hの解析値 | 未公開 |
| 下パネル消灯 | 目印として有力 |
大手解析サイトは、まだ設定H・設定Lのスペックを掲載していません。
メーカーであるユニバーサルブロスからの公式なアナウンスも、現時点では確認できていません。
ここで挙げた確率はすべて実戦データからの逆算であり、正式な数値が出れば変わる可能性があります。
それでも、コイン持ちだけが異常な設定Hという仕組み自体は、過去に何度も実在してきました。
下パネルが消えているタコスロを見つけたら、まずは50枚だけ入れてプラムの落ち方を確かめてみる価値はありそうです。

